建築業界でのIT活用術
余ったiPhoneが防犯カメラに変身
「うちみたいな金のなさそうな事務所なら大丈夫だろう」そう思っている方、失礼ながら多いのではないでしょうか。しかし、この世知辛い時代、入りやすそうな事務所は狙われてしまうのです。そこで登場するのが防犯カメラ。インターネット通販で探してみれば安いものなら数千円で買える時代ではありますが、今回はiPhoneが防犯カメラになるアプリをご紹介します。
iPhoneが日本で発売されてから6年になりますから、機種変更などで使っていないiPhoneをお持ちの方は多いと思います。この余ったiPhoneを防犯カメラにして、現役スマートフォンやパソコンでその画像を見ることができるアプリが「あんしん監視カメラ」。無料で使えて、使い方もシンプルなんです。
あんしん監視カメラを起動するとすぐに撮影画面になります。スマホやパソコンで指定のURLにアクセスすればiPhoneの撮影画像を確認することができるようになります。外出前にスマホスタンドで角度を調節しておきましょう。
起動中はiPhoneはスリープしないので電源ケーブルは接続しておくのがいいです。また、バックライト保護のために画面の輝度を最低にしておくとよいでしょう。ある程度時間が経つとアプリの機能で画面が黒くなるので室内が暗くなっても目立つことはありません。
さて、外出先からはスマホでカメラの画像を確認できます。スマホで画像確認用Webサイトを開いてパスワードを入力すれば、ほぼリアルタイムで監視カメラの画像を見ることができます。
確認用Webサイトでは騒音通知の機能があります。監視中に大きな音がした時に警告音を鳴らしてくれるので、不審な音がした時にすぐに確認できます。
ご注意いただきたいのは、あんしん監視カメラで見ることができるのはリアルタイムの映像ではないということ。記録されるのは5秒毎の静止画になります。また仕様上、開発会社のサーバーに画像が保存されますので、あまり見られて困るようなものは写らないようにしましょう。
お金をかけずに留守中の事務所を今日からすぐ監視したいという方、試してみてはいかがでしょうか。施主の方にすすめてみてもいいかもしれませんね。
ページ公開日:2015年5月13日