建築業界でのIT活用術
360度パノラマ写真でバーチャル住宅展示場
完成した住宅の良さを知ってもらうには実際に見てもらうのが一番です。ですが、そのためにはお客様に現地まで来ていただかないといけません。物件をアピールするために、新聞や雑誌に広告を出したり、ホームページに写真を載せたりしますが、とてもおもしろい方法でお客様に住宅の良さを伝えている方を紹介します。
岐阜県の株式会社アルファテック 小笠原隆二さんは、分譲地の現地風景や完成物件を紹介するためにパノラマ写真を活用されています。パノラマ写真は、実際にその場にいるように周りを見回すことができる写真です。まずは、こちらのサイトでパノラマ写真を体感してみてください。
RICOH THETA 製品サイト
小笠原さんは、リコーイメージング社の「RICOH THETA(リコー・シータ)」を使ってパノラマ写真を撮影しています。これは、全天球カメラと呼ばれる、水平方向、上下方向とも360度全ての方向を撮影することができる特殊なカメラです。
撮影したパノラマ写真をFacebookページに掲載して、分譲地の現地風景や完成物件を紹介しています。リンクをクリックするとカメラを操作してパノラマ写真を見ることができる専用サイトで物件のパノラマ写真を閲覧できる仕組みです。
とても便利なカメラですが、撮影時にひとつ注意することがあります。それは撮影する空間360度全てを撮影するため、カメラを持って撮影すると撮影者もパノラマ写真にうつりこんでしまうんです。小笠原さんの場合、撮影するのは住宅や建設予定地なので、自分が写り込まないようにしないといけません。小笠原さんはこのように物陰に隠れて撮影しています。
ページ公開日:2014年12月10日