建築業界でのIT活用術
ポータブルスキャナーでどこでもスキャン
住宅リフォームの打ち合わせでは、どうしてもお客様のご自宅の建築図面をお預かりしないといけませんが、預かって、コピーして、お返しするという作業をぎゅっと短縮している方をご紹介します。
奈良県で住宅リフォーム業を営むリファイン鴻ノ池(株式会社ナカタ) 中田剛さんは、ポータブルスキャナーをお仕事で活用されています。ポータブルスキャナーは小さいので簡単に持ち運べて、どこでもさっと取り出して、書類や図面をデータ化することができます。
中田さんは、スリー・アールシステム株式会社の無線Wi-Fiスキャナーを使って、お客様のご自宅の図面をその場でスキャンしています。
「このスキャナーは乾電池で駆動するので使う場所を選ばないのがいいですね。スキャンしたい書類の上をなぞるだけで簡単にデータ化できるので、図面をお預かりしなくていいだけでじゃなく、お客様との話のネタにもなるのがいいんですよ」
ハイテクアイテムを使っている住宅リフォーム会社ということでイメージアップにもつながりそうですが、このハンディスキャナーは別のことでも効果をもたらすそうです。
同じことはデジカメやスマホでもできますが、「カメラで撮られる」ということに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。その点、ポータブルスキャナーでなぞるだけという簡単な操作は、アイテムの珍しさも手伝って、心の敷居が下がるようです。
ページ公開日:2015年1月22日